前回大規模修繕の共済制度のメリットをお伝えしましたが、加入にあたっては下記のような注意点もあります。
・共済の目的が修繕のため、共済制度を利用して修繕できるのが、屋根と外壁、軒裏に限定されます。
性能を向上させる工事や給排水管の修繕や階段、廊下などの修繕は支払い対象外となります。
・大規模修繕共済制度に加入する際には建物を適正に維持管理するためにも建物の長期修繕計画書の提出が必要になります。
長期修繕計画書の作成には工事費用の概算を業者に見積もり依頼するなど、少々手間がかかります。
・貯蓄が目的ではないため、大規模修繕時の費用は補償してもらえますが、契約期間中で解約した場合や満期を迎えた場合でも、共済掛金は返戻されません。
以上が加入前に確認しておいた方がよい注意点になりますが、
賃貸住宅修繕共済に関する詳細は全国賃貸住宅修繕共済協同組合ホームページよりご確認ください。