建物の法定耐用年数と減価償却②~減価償却とは?~

前回に引き続き、建物の減価償却の内容になります。

減価償却とは、不動産を取得した際に、購入金額(取得費用)を一定の年数に分けて、毎年の経費として計上する方法です。

減価償却費は実際に毎年支出されるお金ではありません。建築初期の投資で発生した支出を耐用年数内で費用として配分したものです。会計上の費用であるため、経費計上ができ、利益を小さくする効果があります。税金は利益に対してかかるので、利益が小さくなると税金も少なくなります。

耐用年数内は減価償却費として現金の支出はなく節税効果が得られます。

耐用年数をすぎると、減価償却費として経費計上できなくなるため結果的に①税金があがる②融資を受けるのが難しくなる(一般的な融資期間:法廷耐用年数-経過年数)と言われています。

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